自己防衛と危機管理


自己防衛と危機管理は、まず対話から

物質的に豊かになった今、モノに支えられながら個で生きることが可能になったかに見える現代社会。
身を守り、住まいを守り、プライバシーを守り、プライドを守るのは自分自身。
命さへも自己責任と叫ばれるとは、人類の進化も後退に向かったということなのか。
大切なものがどんどん霞んでみえる。

モノは、表現の延長にある道具であり、発信は自らにある。
モノは、使うものである。
モノに従属してはならないというより、モノに縛られることなどはあるはずないのである。
経済の仕組みの中で社会のルールの中で、勝手に一人歩きしている物質依存文明です。
いったい、どこに向かうのでしょうか。

脱却の手立ては、カラダを使うこと思考することです。
ヒトのカラダという原型に戻り、思考の枝葉を広げ、俯瞰する。
そう俯瞰力なのです。
調整力や進化力は俯瞰の力。
対話のキーポイントです。

グローバルなものの考え方というのは、人間関係においては空想です。
言語の違い、考え方の違いで価値観は違います、勝手な価値観の横行で戦いは続いているのです。
じいちゃん、ばあちゃん、とおちゃん、かあちゃん、おじちゃん、おばちゃん、あんちゃん、ねえちゃん
、じょうちゃん、ぼっちゃん・・
見渡すことのできる人間関係。
そんな中での対話力が平和への道筋なのです。
意見の違う相手と互いに説得を試みる、というのが人間関係における対話の基本姿勢です。
いろいろな考え方が守られるために、違う意見を退けてはならないというのが人類が作り上げてきたルールです。
ものを言う自由とは、暴言を吐く自由ではありません。
誹謗中傷を吐く自由などはないのです。
溜飲を下げたいためだけの「罵詈雑言」は、憎しみをふやしていくのみ。
考えてことばを発する力、俯瞰力をもって
相手に伝わることばで語ること。
相手に伝わるメッセージを送ること。
ことばを武器に変身させてはならないのです。
生活エリアの安全は、ヒトとヒトとのおつきあいが守ります。

小さな共同体が世界の基本。
人類は小さな共同体の集合体。
あちこちの小さな平和は波紋となって大きな大きな平和になるのです。

簡単な工夫は、まず生活圏での対話を成立させること。
きちんと暮らす。


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